月別アーカイブ: 2013年8月

ノートパソコン用スタンドを

買いました。

ぼくは座卓でノートパソコンを使っているので斜めに浮かせるとタイプもしやすいし、画面も持ち上がって目の前に来るので見やすく、猫背にならないという利点を求めていろいろお店を回ってみたのですが、なかなかシンプルなものがない。

相当探しましたが結局

これくらいしか値段相応のものがなかったのであきらめて買うことにしました。

冷却ファンとか要らないんです……無駄にアルミ製とか要らないんです……ぼくはただ角度をつけたいだけなんです。しかも、段階的に角度が変えられるものが。

これだけの単純な要求を満たすプロダクトが無いというのはけっこうびっくりしました。家電というのは常に人が求める水準のオーバースペックを狙って価格を積み増しするもの……という先入観から抜け出せないのは、こういう一番ベーシックな製品がとっくに廃盤になっているという現実にいつもイライラさせられるからです。

ベランダに

蝉の死骸が二匹目、と思ってほうきで掃こうと思ったらまだ生きていてバタバタと不恰好に飛んでいきました。

今日は朝からちゃんと起きて、お盆休みなので会社に行ってきました。本当にお盆休みというものがこの世にあったことをよくよく確認してきました。でも日々受注出荷に関わる方々はなかなか休めないようです。

片付いていなかった少案件をバシバシとメールでボールを投げまくって、来週に備えます。15時まで結構頑張れたので、今週はもうぼくもお盆休みにしようと思います。いいですよね、それくらい休んでもバチ、当たらないですよね。

ところで帰りに西武に寄ってグラスを見てきたのですが、何度行ってもしっくり来るものがありません。無印良品で「おっ」と思ったものがあったのですが、琉球グラスのけっこう値の張る(無印で1900円って!)ものだったので諦めました。

あとよく居酒屋で日本酒を頼むと出てくる枡の中に小さいグラスを入れたセット(「盛っ切り」と言うそうです)が欲しいのですがこれも探したがありませんでした。楽天にはたくさんあるのに……。

↓こういうのです。

津軽びいどろ 枡酒杯 朧月夜 星 F-71352

それにしても暑い。ビールでも飲みたい。

決定版三島由紀夫全集第9巻

を、読みました。所収は「愛の疾走」「午後の曳航」「肉体の学校」。

「愛の疾走」は諏訪を舞台とした恋愛小説。ただし半ば小説を書く小説になっているので、ちょっと太宰治を彷彿とさせる。解題にもありますが、こういう地方恋愛ものというのを三島は結構書いているのですが、いずれも結構綿密な取材に基づいています。創作ノートは見つかっていないようですが、諏訪のお祭りをよくよく取材した上で作品に取り入れているのだろう、ということが充分に想像がつくくらい書きこまれています。

「午後の曳航」は三島作品の中では中堅に位置すると思いますが、やっぱり終わり方が唐突で気持ち悪いです。所収の創作ノートでは結構違うプロットが描かれていますし、睡眠薬で死ぬときの体の反応が事細かに箇条書きされています。それらを本文へ一切書き込まなかった意図はなんだったのでしょう? やはり海の男が「殺される」というのは作者として納得がいかなかったのか……陸の男として主人公を描くことにもはや興味を失ってしまったのか(殺すことすら億劫で!)。本作を三島自信がどう評価しているのか気になるところです。

〈…〉この街の非現実感は、街のすべての機能が航海にだけ向つて働き、一つ一つの煉瓦までが海にだけ心を奪はれ、海がこの街を単純化し抽象化してしまつたお返しに、今度は街が、その機能の現実感を失つて、ただ夢に気をとられてゐるやうな姿に化してしまつたためにちがひない。

というところとか、空っぽのプールの描写とかは特に印象に残ります。

「肉体の学校」はゲイバーのボーイを身請けしてなんちゃらかんちゃらという話なのですが、非常に「劇」的で、映像化されることを充分に狙って書かれているように思えます。我が脳内では財前直見と成宮寛貴で再生されていましたが……。

エアコン問題

室内外の気圧差によってエアコンからポコポコ異音のする問題については、管理会社に文句行って業者に来てもらいましたが、結局ドレンホースが外出しではなく、直接壁の中からどこか排水系統へつないでいる特殊な作りの据付エアコンであったため(つまり、ベランダに置いてある室外機の周りにドレンホースの出口がなく、よく排水でベランダがビシャビシャになっているということがないのです)、外からの空気の逆流を防ぐための弁を付けることができない、つまりは対症療法ですら解決策がないという結果となり、諦めるほかないということになりました。

気がつけばここまで一文。今月末までに部屋の更新の書類を出さなければならないのですが、もう二年ここに暮らすかなあ……。引越しを本気で考えるならもっと早くから新しい部屋を探すなど(しかも、自発的なものであればあるほど今よりも必ず条件が良くなければならない、という非常なリスクを抱えなければならないのですが)綿密な準備かやっぱり必要です。

今まで会社人生での引越しは結婚も含めて外乱要素でしか動いてこなかったので、住めば都方式でその時々の欠陥はいろいろあるにはあるのですが(エアコンが全く動かない、そもそも部屋が狭い、冷蔵がない、駅から遠い……などなど)、いい面もあるにはあったので(駐車場代がほとんどタダ、新宿まで自転車で行ける、電気使い放題、駅から一分)わざわざ別の場所に移ろうという積極的な理由を見出せずにいたのですが、さて、今住んで居るこの部屋はトータルで吉か凶か……それを実現するのは外乱ではなくてこの自分だ!!

きょうにっき

朝起きたらお腹がいたい。急にストレスフリーになると体調をくずすというのが昔から治りません。嫁さんには「社畜根性が身体に染み付いているな!」と言われましたが……まさにそうなのです、ええ……。

家の中のことをやったりしながらサイトをWPで構成しなおしました。小説などもすべてこちらに取り込みました。管理、という意味ではこちらのほうが楽ちんです。けれどかつてのようにHTMLとCSSを駆使してああでもないこうでもないといじくっていたある種の「楽しみ」は、もうこのPHPというぼくなぞの素人にとってはブラックボックスとしか言いようのないデータベースにおいては得られません。時間もないから中身(コンテンツ)を充実させることにもっと力を割くべきなのは本来筋なので、こういう「見せ方」の技術に対して、単に文章を書いて公開するということを目的にしている人間がどこまで着いていかなければならないかはわかりませんが、それでもなんとなく、綺麗過ぎる表面には一抹の寂しさもあったりします。

まあ、そういうのを吹っ飛ばすくらいの内容で、これからも頑張ってエントリーを書いていきたいと思います。いつでも、何度でもスタートラインを引き直されて良いのです。

きょうにき

会社がお盆休みモードなのでアホらしくて午前中で帰ってきた。
そのあとクソ暑い中上野に行って「和様の書」(東博)を見てきた。本物の高野切など写真でしか見たことなかったものを堪能。

そして帰ってきてからブログをいじっていたのだけどサイトの階層をいじっていたらWPにログインできなくなりデータベースとの再紐付けなどしていたらこんな時間に。

きょうにっき

月曜から三時半まで仕事してしまった。

お盆は一週間休みだけど土日出勤&平日しわ寄せで素晴らしいワークライフバランスだこと!!

フランス共産党本部

先週見に行ったグルスキーの写真展で「フランス共産党本部」という写真があって、いったいこれはなんなのだろうと思っていたのですが会議場の天井を写したものみたいですね。例によって寡聞にして知りませんでしがオスカー・ニー・マイヤーというブラジリアの都市設計も行ったことで有名な建築家の作品ということです。

ここによくわかる写真が載っています。
http://chibakkye.exblog.jp/20843544/
http://jfmachiaruki.blog51.fc2.com/blog-entry-22.html

それにしてもフランス共産党とはどんな存在なんでしょうか…、