ほんとうにもう、自分独りでやるしか無いのだな・・・
月別アーカイブ: 2013年6月
児玉教仁『ハーバード流宴会術』
椎名軽穂『君に届け』第十九巻
小林秀雄全集第十三巻
を、読みました。
いよいよ全集通読も次巻からの本居宣長、ベルグソン関係を残すに至りました。
本巻は対談を中心に生っぽい声が聞こえてくる構成になっています。さすがに同時並行で本居宣長を書き継いでいるのでしょうか、二稿程度の発表という年もありますが、数学者、音楽家、文学者…様々な世界に住む人々との対談は流石に氏の批評の矛先の幅広さに驚かされます。なんといっても科学に対してもかなり造詣が深く、また興味を持って理解につとめているのが、現代のいわゆる「批評家」たちと一線を画しています。文系/理系とか、自分が出た大学の学部がどうだったとか、そういう細分化は本当に最近の出来事であって、当然ながら本巻の中でも小林は対談の中で学者や大学の「行政化」に対して気炎を上げているのです。
押見修造『悪の華』第八巻
・
なんにもしない時間が欲しいな。
齋藤孝『雑談力が上がる話し方』
を、読みました。
驚くべきことに、2010年出版の本なのですね。最近良く本屋で見るなあと思ってちょっと気にはなっていたのですが、時代の要請がこのタイミングでガチっとはまってきたということなのでしょうか。齋藤孝は大学時代授業を受けて以来、その弾丸のように(未だに!)出版され続けている玉石混交から時々拾いあげては磨いたりしています。基本的に勇気をくれる著作群であり、文学を社会に接続してくれた功績には大きい物があると思っています。
で、雑談力。なかなか難しいものです。ぼくも社内の立食パーティーはおろか部内の飲み会でも苦労しどおしの口なのでいろいろと参考になりました。あんまり自分で何でもしゃべろうとしたりとか、場をコントロールしようとか思わず、相手にボールをクイックパスしかつ自分ではあまりドリブルしないということですね。まあ心構えとして、社会=会社でいきていくのに必要なスキルであることは間違いないでしょう。
ぼくももう状況や自分の嗜好に甘えてられないのです…。
保坂和志『「三十歳までなんか生きるな」と思っていた』
マシャード・ジ・アシス『ブラス・クーバスの死後の回想』
・
マウスパッドを新調したが残念ながらポインタを拾ってくれない。
いっそマウス無しにしてしまおうかとも思う。