月別アーカイブ: 2013年4月

下むいて悶々と仕事し続けていたので背中が痛くてたまりません。

明日は朝から役員説明ですが、これがダメだったら気が狂ってその場で泣き出すと思います。

なにからなにまでパフォーマンスだから疲れるんだよ。
いちいちあんたの土俵に上がってられっかよ!

あと風邪引いてても絶対体調悪そうな顔はしない。「明日までにやっておきますよー」とうそぶく。

なんかもう、本当に過労死するんじゃないかってくらいの仕事と鬱病になるんじゃないかってくらいのダブルバインドの中に六ヶ月も居続けているのでそろそろ本当に、ねえ……という気もするのでなるべく記録をしておこうと思う。

今日も結局ひとつの仕事しかできず。100あるうちの10がようやく20まで進みましたというよりは、10ある内の10を永久にやり直しさせられている感じ。従ってこの手の仕事は締切りまでの時間を無限に食い尽くす。「やっとけよ」と言われてから「できたか?」と言われるまで必至にアリバイ作りに精を出す。他の仕事に手を出そうものなら「優先順位がなってない」「お前の段取りが悪い」。「おまえなんかの判断なんかクソの役にも立たない」と言われながら「なぜ自分で考えない?」と諭される。そこに疑問を挟もうものなら「もう管理職なんだから管理職としての仕事をしろ」と管理される。それが繰り返されれば当然萎縮もするのだが「なんか言え」。

なんだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

とか考えていたら森田療法の本とかポチッとしてしまうんだよなー・・・。

結局他の仕事は土日にやるしか無くなっているのが現状です。加えてすべての仕事が残業ありきで回っているし、みんながそれをあたりまえだと思っているから土日出てきても大抵人がいる。

ああ、夜は七時くらいに退社してちょっとお酒飲みながらテレビ見て、なんて生活をしてみたい。そういう時期も確かにむかーし、あったんだけどね・・・。

ねじまき鳥はもう鳴かないのか?

を読みました。

正直に言えば『1Q84』の後に来る作品としては非常に期待を裏切る残念な作品でした。様々な音モチーフは今まで氏の作品の中で使い回されていたものをこれでもかとまだしゃぶりつくしていますが、もはやそこには何の味も残っていません。

村上春樹というのは自分でも書いているように、一作ごとにスタイルを拡張していく、あるいは中短編であってもそのあとに続くべき新たな大いなる展開の萌芽を宿している場合が多く、失敗作ではあっても駄作ではないことはしばしばでした。けれども、この『色彩を持たない〜』は続編を期待させるような予感はなにもなく、物語の骨太さもありません。ただ初期の『ノルウェイの森』や『国境の南〜』にごく似た空気感を薄めて薄めて「はい、手慰みにこんなんできましたけど」と、手渡された感じです。

長い作家人生の中で、そういう種類の作品はたしかにどの作家にもあるでしょうし、作家のすべての作品にストイックな期待ばかりを求めるのも読者のエゴかもしれません。けれど、それを差っ引いたとしても、なお読み終わった後、不安にさせる何かがあります。このまま縮小均衡の焼き直しで終わる作家であってはならないはず。

『ねじまき鳥〜』『1Q84』を書き継いだ氏の、次なる挑戦を読みたいと誰もが願っているのですから。