月別アーカイブ: 2006年4月

ようこそ

今日からこちらのブログに書いていきます、なんて過去ログを移行しちゃっているのでなんだか初めてここに来た方には意味不明ですね。まあ、レンタル先を変えたっちゅうわけです。

今日はこれでも早く帰ってこられたのでお風呂に入れます。いやですねえ、こんな生活は。いつまで続くんでしょうか——なんて仕事の愚痴言っている間にさっさと寝て鋭気を養えって話ですよね。んみゃー。

今日は碧天舎倒産のニュースが駆けめぐりました。ぼくも名前くらいは聞いたことがあります。自費系出版社としては中堅といったところでしょうか。既に愛知出版倒産の憂き目にあっているので大して驚きはしませんでしたが。。。まあ、自費系も文芸社と新風舎の二大政党時代に突入するということでしょうか。ちなみに先般から言っていた新風舎の契約書のアヤシイ部分は解決しました。この土日でプロフィールとかしあげちゃいます。もちろん原稿も!

やっぱり日曜日の夜ってやつはやっかいだ

今日は午前中、車検へ。初の車検です。1時間くらいで終わってしまいましたが自費出版を控えての12万円支出はイタイ・・・。なんですか、重量税ってのは。重い車乗ってると道路が傷むからなんですか? いいけどさ。オイルやライトを交換してもらって無事合格と相成りました。明日からも車通勤できます。

出版の方は契約書に不備があり(言ってたことと書いてあることが違うじゃん! たぶん事務のお姉さんが書き間違えたんだろうけど)、普段自分が会社で見積もりの結果を外に出すときは相当気を遣っているだけになんだかいただけず、怒りのメールを担当者に送付(笑) 契約書を再送してもらうよう頼んでおきました。

午後はだらだらと「シュウカツ」を書き直し。ラストをちょっと変えます。変えますっていうか、まだどういう風に終わるか自分でもわかんないんだけどね。締め切り前に焦って書いたところなのでけっこうスケッチ風になってしまっている部分も多くて、紙に印刷して読み直してみると「よくこんなので送ったなー」と赤面してしまいます。とりあえず今週いっぱいでなんとか形にしたい(ほんとはこの土日でやっつけちゃいたかったんだけどさ。。。なまけぐせ)。

夜はかつて毎日チェックしていたブログ日記が終了宣言してしまっていたので全エントリーをテキストファイル化して印刷&ファイリング。すごい、9ptで印字しても200枚近くなった。これだけ熱のあるブログを書き続ける人はすごいと思って、自分も今日二つめのエントリーをば。

長けりゃいいってもんでもないけど、ブログみたいに読み流されがちな媒体に長大で密度のあるエントリーを書く人っていうのはやっぱりすごいと思う。なかなかそういう人を見つけるのは難しい(写真はっつけてきらきら色使って文字の大きさとか変えてウケねらうのもそれはそれでエネルギー使うと思うけど、ぼくはそういうのを読みたいとはあまり思わない)だけに、そのブログが終わってしまったのはとても残念。でも約1年分の記事は実に再読三読に値するものなので、三冊のファイルは床の上に置いておいていつでも開けるようにしておこう。

最近、というか会社には入ってから本当に「考える」ということをやめてしまっている。というかそういうことにさけるエネルギーが夜部屋に戻ってきてなかなか残っていないというのが本音。でも、だからこそ、ここで「がんばる」ということをやってみようかな、とも思う。正直「焦り」というがあります。もう学生の時に書いていたようなものは書けない、という。会社に入ってもう少し広い世界に出会えたはずなのに、とくにこのブログの変遷を見る限りでは書いている内容に「深化」も「進化」もなく、ただこんな本読みました、こんな映画見ました、だけで終わっている。

それがたまらなくいやだ!

だって自分で読んでいて面白くねーんだもんな。

基本的に、そのとき考えていた生のものを残しておいて、たとえば半年に一度とか自分のこれからのことを考える参考にエントリーを書いているつもりではいるんですが、この一年はひどかった。ひどい記事しか書いてこなかったよ、まったく、努力ということをしていないよ、まったく。

もちろん一社員として仕事や会社について書くのは(最近いろいろ情報漏洩系の事件もあるので)最大限気を遣っていますが、正直気を遣うのがめんどくさくて、けっきょく今一番自分にとって問題であるはずのことから目をそらす結果になってしまっている。書きながら考える系なので、ぼくは。しょうがないっちゃあしょうがないんだけどね。

ま、そんなところです。明日からは疲れていてもちょっとは頭を働かせます。これは自分のため。

「TAKESHIS’」を見る

前評判からは難解な作品なのかとも思っていたのですが、そんなことはなく、ただこの映画はストーリーよりも形式のおもしろさを味わうものなのかと。

要は、イメージの連鎖、現実と妄想の交錯、入れ子に次ぐ入れ子構造、パラレルワールド的な人物設定、というようなものが全編を貫いていて、まるでたけしの頭の中をのぞき込んでいるような生々しさがあります。

たとえばこれと同じことを文学でやろうとすると芥川的というか、わりと病的な印象になってしまうんですが北野武が映画にすると非常に笑えるのが不思議です。牧野信一的と言えばそうかもしれませんが。

わりとべろーんとだらだら日常をたれながす系の映画ばかり好きで見てきた私ですが、たまにはこういう密度のある映画もいいものです。

あの金でなにが買えたのか

契約書を今から書きます!
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ボーナスだのみです、いやはや。高すぎる買い物をするというよりは出版という経験を買うということですな。新風舎に比べれば前回の愛知出版はお遊びみたいなもんでした。今回はピンでの出版ということもあってだいぶ営業戦略など自分で具体的に立てて行かなくちゃいけません、あくまでも具体的に。ものを作って売っていくということに関しては会社に入ってからだいぶ学んだこともあるのでそれをなんらかの形で生かせたらいいな、とも思うのです。ただで働いてんじゃねえやっ。

それにしても今週はほんっと仕事しました。決算期ですから♪ なんてやっと経理室員っぽいことも言ってみたりする。でもちょっとずつですがトラブル対処の仕方がわかってきました。ポイントは落ちついて電話する、です、たぶん、ぼくの場合は(笑)。

自費出版への階段を上る~ついに契約か!?

行ってきました、新風舎。ついに行ってきましたよ。今日はとりあえず契約内容の確認ということで、営業の方法とか具体的なお金とか装丁のこととかの話を聞きました。まあまあ、予定通りです。この一年で貯めた貯金+αくらいだったので決めました。

本にしてもらうのは「シュウカツ」です。
やっぱりこれは本にしたい。
本という形でいろんな人に読んでもらいたい。
と、思っていたのです。

契約から半年くらいでできるそうなので来年の採用活動の時期には間に合うでしょう。いちおう就職活動中の学生にも読んでもらいたいというのが第一にありますが、でもだいたいの人って就職活動して会社に入っているわけだから、読者ターゲットは狭いようで広いような気もします。

それにしても、東京はリクルートスーツ姿の学生たちであふれていました。新風舎のある外苑前もちょうど伊藤忠の筆記試験が近くで行われていたようで、たくさんの学生さんがいました。なんだかやっぱり、見ているこちらの気持ちも引き締まります。

渋谷で、駒場で、吉祥寺で、ちょっと時間をつぶして帰りました。だいぶノスタルジーからは自由になってきつつあります。そういうものなのかもしれません。

ロハスロハスってうるさいんだよ!

時間は限られている、ということにもっと自覚的になろうと思う今日この頃です。時間が限られている、というのはもちろん人生は一度きりしかないんだっ、という意味もありますけどとりあえず今のところ考えなおさなければなあと思っているのは休みの日の過ごし方です。

金曜日の夜、会社の門をくぐってから日曜日の朝また同じ門をくぐるまでの間、なにをなすべきなのだろうか?

なんてカントばりに問いを立てなくてもいいんですが、まあそれにしても最近いろいろ思うところがあって、その土日という二日間を「余暇=余った時間」として認識することに非常に抵抗がある。

このことは先週も同期と酒を飲みながらわんわんやって(飲んでいるうちに泣き上戸が復活して)、その時は「いや、そんなにくそまじめになんなくてもいい。休めるときは休め。遊ぶときに遊べない人間はバカだ」とかなんとかそんなような内容のことを言われたんですが、でもやっぱりのどの奥に小骨が刺さっているような感覚がまだ残っていて……。

たとえば音楽を例にとってみる。

平日は我慢しなくちゃいけないたとえば好きなアーティストの新譜とかを土日に聞く。それだって48時間ずっと聞いている訳じゃない。本だって読みたいしコップだって洗わないとコーヒー飲めないし乾燥機から洗濯物出さないと人の迷惑になるし郵便局や銀行やに野暮用もあるし――なんてことを勘案するとですな、なかなか学生の時のようにウォークマンに酔いしれているなんて至福の時間が無尽蔵にある(かのように見える)わけではないっちゅうことですよ。

で、まあ話を小説を書くということに持って行くとさ、やっぱり歌詞のある曲を聴きながらって言語分野の創作活動は無理なわけよ、集中力持たないわけよ。だから好きな音楽聴きながら小説を書くなんて高等なことはぼくにはできないのよ、っていうか三島由紀夫大先生もそんなようなこと書いていたよ。なにが言いたいかってうとさ、有限の時間のなかでは(時間が有限であるということを認識したら)やりたいことを全部やるなんていうのはとうてい無理だっていうのが最近やっとわかってきたのよ。余分な時間なんて1秒もないのよ。今日はひまだから空でも眺めてるかー、なんてことはできないのよ、ぼくにゃあさ!

やっぱりお金の問題もある。面白そうだと思った本は片端からワンクリックで買ってしまう。で、けっきょく読み切れない。読み終わるという既成事実を作るためだけに目の玉をぎょろつかせながらページを急いで繰る。それで結局そういう本はどこにも線を引きたくなるようなところがなくって本棚を汚すのもいやだからゴミ箱行き、というわけです。

これではだめだ!!

これでは本当にだめだよ、自分!!

というわけで、最近ロハスロハスうるさいけどさ、べつにそれを意識するわけじゃないけど以下覚え書きです。

・小説執筆中は集中力を高めるためにクラシックBGM(なるべく優先)
・歌詞のある音楽は行き帰りの車のなか中心に。
・iTunesの主目的は車のなかで聞くCDRを焼くこと
・アマゾンでの買い物は最終手段とする
・なるべく東京の本屋にまで足を運んで本を買う
・っていうかむしろ本屋で選ばなくてもいいような古典を読書生活の主軸に添える。cf:ショーペンハウエル「読書について」
・パトリス=ジュリアンの著作をもっと読み込む。読み込むだけじゃなくて実践する。
・今ある本をもう一度読み返す。ルネッサンス読書。
・小遣い帳またつける?
・蔵書データベースでもつくる?
・作るんならアップルワークスよりはエクセルがいいなあ

以上、まだまだ20代前半なのに中野孝次ばりに老け込んできた管理人でした。これはたぶん中学時代に受けた国語教育の強烈な倫理観が(小泉信三とか森?外とか丸山健二とか好きな先生だったのよ!)ぼくのスタイルの根幹に居座っているっちゅうことです。

まあこういうことを考えないと「フルタイムライフ」に新生した甲斐がないので、今後は積極的に今日みたいな記事を書いていきたいです。