月別アーカイブ: 2005年2月

ぼくのことなんか明日は忘れるくせに

卒論の口頭試問が終わって、カテキョの教え子もなんとかどこかに受かって、後は卒業するだけで、なんか急にだらけてきた。この前までは四月からに備えて学校がなくても七時起床を励行していたんだけど、急に起きられなくなった。早起きのススメ関係の本も何冊か読んで、社会人にとっての自由時間は早朝にしかないとうことがよくわかったから、前の日にどんなに飲んでも五時に起きてシャワーを浴びパソコンに向かって書きたいことを書く、会社に行く、仕事は決して手は抜かない、飲みに誘われても週一くらいに抑えて帰宅してまたちょっと書きたいことを書く、なんて生活を漠然とイメージしていたんだけど……それは、ちょっと、ムリだろ。

意外と、見えない不安にかられているのかもしれない。

卒論書き上げた日に飲みに行って「卒業しなくていっかー」とて居酒屋にわざと原稿を置いてきたなんて面白い話をしていた人がいたんだけど、ちょっと手放しで笑えない。

最近、自分で書いた就活のときの日記を読み返すことが多いんです。ネットにつなげたまま、口開けて(アホかい)。日記を書いておいて本当によかったと、いまさらながら感じています。あれがぼくにとっては原点と言うか、忘れてはいけない場所なんだ、というか。よく言いますよね、社会人一年目の志を十年持ち続けることができればそいつは大成するって。その「志」の部分があの日記にちりばめられているような気がして。

周りから見たら、ずいぶん贅沢な悩みですよ、たぶん。エリートサラリーマン路線一直線って見られますからね、嫌でも。実際そうなのかもしれないし、現実はもっと厳しいのかもしれないし、ぼくの意識の中でまた観念的にふくれあがっているだけなのかもしれないし、そのいずれかはわかりませんけど(会社の人だってたぶんわからないよね)いずれにせよ、社会の中の大マジョリティーに属していこうとしている方向性だけは確かのようです。

まとまらないので思いつくままに書いておきます。

結局、なにが不安なんだろう。いや、本当に不安なんだろうか。不安に感じているかどうかが不安だ(もーダメ)。学生時代にやってきたこととは全く異質の世界に入っていくわけだから、なにかが終わる、リセットされるという意識はあって、人に会うたびに「この人とはもうしばらく会えないんだなあ」という思いに一々させられる。なにかが終わる、終わらせる、って考えたときに当然浮かんでくるのが「そこでぼくはなにを成し遂げたんだろう」という疑問で、もちろんそこには「なんにもできてねーじゃん」という後悔がずるずると影のように、トカゲの尻尾のようにくっついてくる。なにかを成し遂げないと、終わらせちゃダメじゃん、なにも成し遂げていないのに終わっちゃうよ、学生時代! という不安。じゃあそのしっぽを引きずったまま新しいことをはじめてしまっていいのか、いや、そうじゃない、そんなことが自分にできるんだろうか、という不安なのかな。夢を実現しようと会社に行くわけじゃない、会社はそもそもあなたの自己実現の場じゃない、そんなの当たり前でしょ……当たり前じゃないのかな。会社に入って、やりたいことがよくわかっていないという不安? なにをやらされてもできるという根拠のない自信だけはあるんだけど。これが「悩むことが足りていない」とTさんに言われたことの正体なのかな。新しいことをやりたいという思いはあるけど、「新しいこと」なんて今の判断基準でしかないからな。

とまあ、「不安」という言葉にずるずるといろんなものがくっついてくるのは香山リカさんが『就職がこわい』で指摘している通りで、このまま書いて行くと原稿用紙百枚はいくのでやめておくけど、自分も案外普通に現代っ子なんだと思ってしまった。

やっぱりまとまらない。本家にアップしようかと思ったけどこの程度じゃブログ行き決定だな、と思って長い日記でした。

ブラウザ四方山話

ブログなどはけっこうアーカイブから一括ダウンロードして読むことが多いので、画像と一緒にページを保存できないSafariは使い勝手が悪く、かといってネスケやIEは重いのでなんかいいブラウザはないかなあと探していたら、Caminoというなんとも怪しげな名前のものを見つけました。モジラ系で、OSX用に開発されたそうです。これ、非常によろしい。ちゃんとページを完全に保存できるし、タブブラウズもできるし、Safariほどじゃないけどそこそこ軽いし、うん。

最近やっとわかったんだけど、HTMLで改行すると(改行タグではなくて、普通にリターンキーを押すと)微妙に空白が入るのはブラウザのせいなんですね。本家で言うと「小谷美紗子」の「小」と「谷」の間に微妙に空白が入って見えてしまう人がいるはず。これはどうやら英語の表記を前提にHTMLが組まれていることが原因で、英語だと行を変えるところが必ず単語の切れ目になるのでそれを表すために勝手にブランクが入ってしまうんだそうです。パラグラフのタグで囲めば何とかなるのかと思いきゃそんなこともなく、ブラウザが日本語のコードに対応するのを待つしかないようです。

まだまだ知らないことだらけだ!

けっこう評判がいいので読んでみたら裏技満載でした。TOEICの勉強も韓流で行くべし!


と、思ったら、最近のブラウザにはpdfで保存するなんて機能があーるじゃございませんか! これならSafari使っても画像と一緒に保存できるし、ファイルが一つに統一されるからいいかもしれない。やっぱり基本に戻れってことなのね……。

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冬が寒くてほんとによかった

なわけねーだろ!
最近、バンプを聴いています。ミスチルに似ているなア、と思っていたらレコード会社同じじゃないですか。トイズはやっぱり自意識系路線で行くんですね。

昨日は卒論の口頭試問でした。教授連を目の前に、厳しいチェックを受けます。私の労作はどのように評価されたのでしょうか? 以下、箇条に書き出してみます。

・意味不明
・いらないところが多すぎる
・とにかく強引すぎる
・論に乗れない
・こういう玉砕は卒論だから許される

あわわ、こりゃひどい。でも、大抵は自覚しておりますので…。
多少のフォローもありました。

・楽しんで書いている
・吉本ばななのところは面白かった
・240枚書いてしまう腕力は認める
・野心がある

ありがとうございます。こっちの方だけ記憶して卒業したいと思います。

ともあれ学生としての仕事は完了しました。最近はまたTOEICの勉強を再開。会社では毎年受けさせられるそうなので、点取り虫の東大生はこういうところでこそふんばらねば…。

今日は渋谷に飲みに行ってきます。