月別アーカイブ: 2004年11月

フォントサイズ変更

スタイルシートのいじり方がやっとわかってきました……とりあえず本文を16px、その他を15pxで固定してみました。かなり読みやすくなったと思います。学校のマックからも確認してみます。

手帳、買いました。けっきょく無印です。妥当なところですね。

ブログって字が小さい!

昨日は内定者で飲みました。10人男が集まって日本の鉄鋼業界の未来について熱く語りました…というのは嘘に決まっていますが。とりあえず来年の春はこんなところにいるかもしれないので、ネットがつなげるのかとかメシはどうなっているのだとか引越しはいつなんだとか、やっぱり生活がどうなるのかが気になります。

手帳はまだ迷っています。今日は天気もいいので立川に買いに行こうかな。

エリオット『荒地』

エリオットの『荒地』を読みたいと思って、まあ有名な作品だから岩波文庫に入っているだろうとたかをくくっていたら入っていない。というか、今、日本語で『荒地』を読みたいと思ったらバカ高い専門書を買わなければ読めないことが判明。アマゾンで原書を買えば1000円もしないというのに……

しょうがないので図書館で検索したら西脇順三郎の訳があったのでこれを借りてきてコピーして読んでいます。対訳なので便利です。しかしどうも、あの英語屋西脇の訳が心もとない。エリオットが男性なので「一人称」を男性で訳すので妥当な気もするんですが、女性で訳したほうがわかりやすいような気がしてなりません。

しょうがないのでおかまになったつもりで自分で訳すことにしました。まあぼくのほうが誤訳かもしれないけど。でもいいんです、ぼくはテクスト論者ですから、脱構築するんです(ヘタな言い訳)。そんなに長い詩ではないのでそのうちアップしてみようかとも思います。特に単位は来ませんが。

なんでもない日常

ぐずぐず11時まで寝ていて、雨なので部屋に引きこもって三島由紀夫のテープを聞く。

ときどき夏目漱石を読む。

バイトに行くが、途中で先方から電話が入り今日は中止。

仕方ないので本屋をぶらぶら。二冊ほど買う。

お店の前のクリスマスツリーの前で女の子が二人、記念撮影をしていた。

帰りのバス。子供を二人抱えたお母さんが小銭を床にばら撒く。運転手さんも拾うのを手伝っていた。

家に着いて熱いミルクティーを飲みながらこうしてキーボードに向かう。

夜は眠れないかもしれない。

手帳の話

来年の手帳をどうしようか迷っています。いよいよ社会人になるわけですし、手帳くらいはちゃんとしたのが欲しいところなんですが、そもそもどんな仕事をするのかまだわからないのでどんな手帳がいいのかわかりません。

ここ四年くらいはちくま文庫から出ている「文庫手帳」というのを愛用しています。安野光雅(でしたっけ?)の挿絵がいかにも「ちくま」っぽくて好きなんですよね。でも実際書き込むのは月間のところだけで、手帳の大半を占めるその日その日の欄には買いたい本の題名とか、図書館で借りたい本の請求番号とかがでたらめ書いてあるだけであまり活用できていません。

最近は新潮文庫や角川文庫でも文庫サイズの手帳というか日記帳が出ていますが、アレを買うんだったら無印良品で単行本のメモ帳(普通の本の形をしているんだけどなんにも印刷されていないのでメモ帳として使える)を買いたいところです。

てゆうか、手帳よりもメモ帳のほうがよく使うんですよね。ちょっとメモしておきたいこととか、マッピングコミュニケーションはしませんが人に何か説明するのに図とか表を使うことがたまにあるので。日本製のメモ帳は薄っぺらくてすぐなくなってしまうのでハンズとかで売っている分厚いメモ帳を前は使っていたんですが紙質が悪いので最近は無印のを使っています。でもやっぱり薄いかな。紙質はいいんですが。分厚くて紙質も申し分のないメモ帳が欲しいです。

とりあえず手帳はまた文庫手帳を買う可能性が濃厚。

みゆき様

Bank Bandのアルバム『沿志奏逢』を借りてきました。こういうチャリティーものは買わないと本当はいけないんでしょうが、レンタルしました……ごめんなさい。

でも櫻井和寿の選曲はかなりグッドですね! 一曲目からなんとみゆき様の隠れた名曲「僕たちの将来」が入っているではありませんか。これは本当に隠れた名曲です。ベスト版に入っているような壮大なイメージの曲もいいんですが、ヤマハ移籍前のもっと生活観のある頃の曲にもたくさんいいものがあります。この「僕たちの将来」もその一つですね。

簡単に紹介すると、ホテルを出たあとの倦怠期のカップルが洋食屋さんでご飯を食べながらなんだか煮え切らない会話をするというシチュエーションが描かれているんですが、ちゃんとそこにベトナム戦争のいつ終わるとも知れぬ倦怠感がオーバーラップされているんですね。オリジナルアルバムだとこの曲のすぐ後に「はじめまして」というかなり景気のいい歌が始まってしまうので余韻を味わうことができないんですが『沿志奏逢』だとこの曲の持つ貴重な残響のだるさも楽しめると思います。

そういえばみゆき様の新しいアルバムが売っていましたが昔の曲を集めたもので、かといってベスト版というわけでもなさそうでした。また会社の都合で出たのでしょう。ベスト版やらシングルコレクションやらが多すぎます。みゆき様はやっぱりオリジナルアルバムで聞くのが一番です。

あわせてGO!GO!7188のカバーアルバム、『虎の穴』も借りました。「キュティーハニー」やら「ペッパー警部」やらカバーされている楽しいアルバムです。中島優美の「ハニーフラッシュ!」は、たぶん、聞く人が聞けば、萌えます。

西武鉄道はどうなるんでしょうか。超地元企業……。

花びらのようにだぁあ?

auの新しい携帯の宣伝、若い母親が泣き止まない赤ん坊に携帯の音楽を聞かせてあやすというアレ。今朝の朝日新聞の読者投書欄に「赤ん坊に携帯の着メロを聞かせてあやすというシチュエーションはいかがなものか」という投書が載っていました。まったくその通りだとぼくも思います。っていうか、あの宣伝を初めて見たときから妙な気持ちの悪さは感じていたんですね。

実際、どうしようもない人、いるでしょ、よく。泣き叫ぶ赤ん坊そっちのけで携帯でべらべらしゃべくる女の姿を電車内で目にするたびに、母親にかまってもらえずますます駄々をこねる子供のかわいそうな表情に目が行ってしまいます。それを考えればあの宣伝に出てくる母親なんぞ、あやす意思はあるわけですからまだマシという言い方もできないわけではないですが、なんともはや…。

そういえば今日は雨の中国会図書館に行ってきました。驚きました。めちゃめちゃ進化していました。前は入館するときも資料請求も複写申し込みもいちいち所定の用紙に書いて出さなくちゃならなかったんですが全部電子化されていたんです! 資料請求にいたっては館内のOPACからLANで申し込み、カウンターの前の大きな液晶テレビに申し込んだ資料が到着すると自分の番号が表示されるという優れもの。昔は20分くらい待って「届いてますかねー」「あー、まだですねー」という問答を繰り返していたのでかなり時間短縮になります。助かります。受付の人もキレイだし。

おめでとうございます。

紀宮様ご婚約内定ということです。

皇族のご結婚というのは案外国民生活を反映していて、雅子様のご結婚は恋愛結婚でしたし、紀宮様も新聞報道を見る限りそのようですしご年齢からも察するとかなりわれわれ国民の生活との乖離はほとんど無いように思います。

どうも国文学をやっていると、皇族はかすみでも食べている殿上人どころか雲上人という感じでとらえてしまうので、いやもちろんそういうコノテーション(?)も維持していただきたいのですが、意外とわれわれの生活感覚と地続きになっている部分にいちいち驚いてしまいます。

話は変わりますが、最近齋藤孝見たさに「世界一受けたい授業」とかいう日テレの番組を見ているんですが、ときどきどう考えても大学の現場では相手にされないような、分けの分からない学説をここぞとばかりにとうとうと述べる場面があるので辟易します。

昨日は金田一の三代目が出ていたんですが、若者言葉の曖昧さは日本人本来のものだからそんなに目くじら立てることはないという説で、それはそれでいいんですが、説得の仕方に問題がありました。曰く、「辞書にも載っているから」。

そこで「広辞苑」が出てくればいいですよ。しかし「新明解」を出してきたんですよ。「新明解」は金田一一族が監修している辞書ですからはっきり言って彼らの学説をそのまま反映する辞書なわけですよ。「辞書にも昔の若者言葉が載っている? あんたが載せたんだろうが!」とテレビに向かって絶叫してしまいました。

「広辞苑」は基本的に「日本語はもともとこういう意味だ」という方針でやっていますが「新明解」は「本来はこうだけど今はこういう意味じゃん」という方針でやっているんですね。それを逆手に取った金田一三代目の論証は学者として最低のものでした。主張はいいんですが。

でも「新明解」は大好きな辞書です。読む楽しみがあります。もしご家庭に真っ赤な「新明解」がありましたらぜひ「恋愛」を引いてみましょう。「こんな意味なのかよ!」と驚きます。

『そうだ村上さんに聞いてみよう』

本当のタイトルはもっと長いですが、上記の本を読みました。先週古本屋で『ダンスダンスダンス』のハードカバーがいい値で売っていたのですがちょっと時間がなかったので買わずにいて、昨日行ったらもうありませんでした。くやしいので『そうだ村上さんに聞いてみよう』が400円だったので買ったというわけです。そんなわけなんてどうでもいいんですが(←この言い草が既にハルキ的)。

で、この本を読んでいたら急に早朝散歩をしたくなって夜中の三時まで読んでいたにもかかわらず七時におきてうららかな朝日をあびながら近所を散歩してきました。習慣になるともっといいんですが…。

村上氏も同書で言っていますが、小説を読んで「なんとなく感動した」という漠然とした感想よりは「読んだらビールを読みたくなった」とかフィジカルな感想のほうが好きだということです。そういう触発する力って、具体を扱う小説ならではだと思います。カントを読んで「なんとなく腕立て伏せがしたくなった」なんていう人はなかなかいないと思います。いたら面白いとは思いますが(だからこの言い方がハルキ的なんだっての)。

そんなわけで今日も(今日は?)卒論に精を出すことにします。

昨日から日記が長いのは意識的に長く書くように心がけているだけです。いつまで続くかな。

しまった…

結局国会図書館には行きませんでした…雨降ってるんだもん。月曜日に行くことにします。ぎりぎりにならないと行動できません。

眼が疲れるとホント脳みそ疲れますよね。大して脳みそ使っていないのに暇にあかせてネットサーフィンなんかして眼を酷使していると、その後で本を読もうと思ってもなかなかできません。これぞ人的資源の無駄遣いなのでなるべくパソコンは必要なときにしかし使わないようにいたしましょう。

この前も最近はお金のことをよく考えると書きましたが、丸田潔『お金がたまる人 たまらない人』(主婦の友社2001)を読んでから、お金に対する姿勢というのも人の生き様が色濃く反映するものだと感じて、まあ正確に言えばお金について考えるというよりはお金の使い方について考えることで生き方について考える、生き方について抽象的な観念を育たせないためにお金の使い方について考えることで具体的な生き方を考えていく――そんな感じです。

おかげで無駄遣いがだいぶ減りましたねー。お金ってためるものというよりはたまるものなのかもしれません。浪費は人生の豊かさには直結しない。むしろ必要なものを買うことで浪費を抑えて本当に欲しいものを買う……一事が万事ですからね。

そういえば今紹介した本はイーエスブックスで買いました。お近くのセブンイレブンで注文した本が受け取れるというアレです。これはかなり便利ですよ。配送料、代引き手数料が要らない、つまり本代だけ払えばいいのでアマゾンなんかよりずっとお得です。