月別アーカイブ: 2004年11月

結局レクシスを買った。

まず最初に引いたのは「lexis」という単語です。「語彙集」という意味でした。まあ、「サハラ砂漠」みたいなもんですね(「サハラ」は「砂漠」の意らしい)。
来週の発表の準備のためひとまず卒論執筆中断。やるのは有島武郎の「小さき者へ」です。

有島の奥さんが結核で死んだときのことを子供に語って聞かせるという内容(というか形式?)なんですが、こういう私小説風のものって一番苦手です。作品に対する批判が作家自身に対する批判に簡単に摩り替わっちゃうので。作品は作品として独立した存在として扱いたいんですよね。でも身辺雑記風のものは作品自体がなかなかそういう分析を許してくれません。まあ、最後の発表だし気合を入れてやっつけるつもりです。
昨日に引き続き初出からの引き写しを今日も授業が終わったあと書庫にもぐってやっていました。それをまたパソコンで打ち直しています。もうぼくのパソコンは「こういう」と入力すれば「かう云ふ」と、「しょくはつ」と入力すれば「觸發」と、一発で変換されます。あとで困りそうだ……。

辞書の話

本日は久しぶりに学校に行ってきました。週一コマ生活も最初は悠悠自適で「学生生活最後の半年くらいだらだらさせろや」とか思っていましたが年末が近づくにつれて卒論の締切が足音を立てて迫ってくるのを感じてしまいます。今日は引用した小説のテキストをきちんと初出雑誌から引き写してくる作業を行いました。今ぼくたちが本屋に行って買うことができる文庫のテキストは当用漢字・新仮名遣いに直されてしまっているので原文の影も形もとどめていません。したがって文庫から引用することは学術論文ではタブーもタブーなんですね。とにかく研究は初出至上主義。しかし無い雑誌もあるので国会図書館にもまた行ってこなくちゃなりません。

今日は上の本を買いました。新明解第六版もちょっとのぞいてみたんですがやっぱり今もっている五版のほうが紙面は見やすい感じでした。それよりも英和辞典を買い換えたいといまさらながら思っているんですが、今使っているのは旧版の「COMPREHENSIVE」で、この前カテキョ先で「be supposed to-」の訳を教えるのに本当は用法が三種類あるのにこの辞書には一種類しか載っておらず(新版にはちゃんと載っていました)「そろそろ買い替え時かなあ」と思ったわけです。とはいえこの年で英和辞典を買うのに何がいいのかもわからないのでアマゾンの書評を眺めていたら同じく旺文社の「レクシス」という辞書がけっこうよさそうだったので購入を検討中です。なんか研究社とかのを買うのは権威主義的でイヤなんですよね(←偏見)。

それにしてもこの画像サービスは重宝しますね。本好きのぼくとしてはどんどん貼り付けて書評ごっこをしたいと思います。これからもよろしく。

ラブドガン

結局買いました。いい映画です。映画館で見たときは人物関係が把握しきれなかったので、改めて見直すと「あー、そういうことだったのか」という発見でいっぱいです。この映画はもう一つ、劇中音楽がすごく映画の雰囲気にマッチしていて、暗い低音感がたまりません。作曲者のクレジットは「Dhal」となっていて、ぼくははじめて聞く名前だったので調べてみると「ダル」と発音するようで下のようなアルバムを出しております。

なかなかよさげな感じですよね。
そんなわけで今日は画像の貼り付けを練習してみました。

デザイン変更

このブログではなくて、本家のほうの話なんですがトップページと他のページとのデザインがばらばらだったので二日かけて統一しています。残すは「就活日記」のみですが、これは量が多いのでどうしようかまだ考え中。あと、小説のページも、たとえば第二章から第三章にすぐ移れるような矢印ボタンをつける予定。まだボタンをどの素材のしようか迷っています。

で、やっぱり思ったのはデザインで大事なのはコントラストなのだなあ、ということですね。色の多さはデザインの質につながらないということがだんだんわかってきました。サイトを作り始めた頃はろくろくhtmlがわかっていませんから今から考えるとそれはひどいものをさらしていたなあと反省するばかりです。

ともあれ、何のためのデザインか、ということを考えるといよいよ文章にも励まねばならないと思う今日この頃です。

163枚の死闘

昨日の夜から横光のところを見直していたら無駄なことばっか書いていたのでえらい書き直しました。かなり論旨がすっきりと見えるようになりましたね。何せ書きながら考え、考えながら書き、そして清書というプロセスなのでとにかく無駄な量書いています。まあそれが僕のスタイルなのでしょうがないですね……ばっさばっさ無駄な箇所は切っていきます。

今日は三島由紀夫の命日です。34年目の日本は三島の目にはどう映っているんでしょうか。

新明解さらに冥界…

油断していたら第六版が出てしまったじゃないですか! しかもおかしさに磨きがかかっています。なんですか、これは。主幹がなぜか変わっているし。アクセント表記とかはどうなったんでしょうか。アクセント表記のある国語辞書なんて日本に新明解ぐらいですよ。あー、おもしろい。こんなページもあるんです。どこまでも笑える辞書です。

勤労のなにを感謝するのか。

朝からサイトをチョコチョコ直していました。更新履歴にはいちいち書きませんがいろいろと細かい部分は常に手直ししています。ホームページっていうのは本当に完成というものがありませんね。そこがいいところです。パソコンの勉強にもなるし。

卒論も最大の山を越えました。あとは吉本ばなな(現よしもとばなな)と保坂和志について言及するだけです。今はこれまで書いたところの引用の出所明示とか雑誌の発行年月日とか、細かい部分でまだ不十分なところを洗い出しています。あとで参照をいっぱいつけるのがいやなのでなるべく本文中に参考文献名は全部埋め込んでしまいたいんですよね。

そんなわけで今日は惰性の日記でした。

『青い車』

駒場祭ついでに渋谷まで足を伸ばして宮崎あおいの新作『青い車』を見てきました。はっきり言います。ぜんっぜん面白くない映画でした。

・フリーター
・音楽至上主義のDJ
・やりたいことの見つからない女子高生
・リストカット

こういうのはもう道具建てとしては使い古されていて何を見てもどこかで聞いたような話になってしまうんですよね。最後の場面も取ってつけたようだし(『ジョゼ虎』と酷似しているし)、後半はやたら暗転が多くて、そのたびに「ここで終わりなのかな?」といちいち考えているといきなり青空が映し出されたりしてなかなか作品世界に移入することができませんでした。

むしろ『インストール』の予告編を見てそのあまりのB級くささに圧倒されてしまったことのほうが今日の収穫でした。びみょうだなあ。やっぱり活字で読むほうがいいと思います。

そういえば『ラヴドガン』のDVDがもう出ていましたね。買おうかな。どうしようかな。

これがブログか

すげえ、「みゆき様」トラックバック! これがトラックバックか! あんまりいいかげんなことなことは書けませんね! でもこれがブログの醍醐味ですね。

今日は天気がいいので駒場祭にでも行ってこようと思います。ねこひろしは結局来るのかな。

美しきチェ・ジウ

「美しき日々」、いよいよおもしろくなってきました。やっぱりチェ・ジウはキレイですね、ため息が出てしまいますね。イ・ビョンホンもかっこいいですね。キラー・スマイルを持つ男と言われるのもよくわかりますね。この二人はけっこう共演も多いらしく仲が良いらしいです。今度の映画も(なんて言ったかな?)そうですし。でもリュ・シウォンはごく普通の兄ちゃんに見えます…。